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新学期が始まって2か月余り。この時期は、心身の両面で疲れが出始める頃です。梅雨の湿気や自律神経の乱れも重なり、いわゆる「6月病」と呼ばれる状態に陥る子どもが少なくありません。
大人の「5月病」と同様に、「6月病」は特定の病名ではなく、新しい環境に適応できずに生じる心身の不調を指す俗称です。専門家によると、医学的には「適応障害」の一種とされています。
主な症状
小児のメンタルヘルスに詳しい「はるの木こどもクリニック」(横浜市)の齋藤昭院長は、「6月は不登校の児童・生徒が増加する時期です。身体症状が顕著に表れる前の、初期段階で異変に気づくことが極めて重要です」と指摘します。
初期に見られるサイン
このような兆候が見られた場合、対応は慎重に行う必要があります。齋藤院長は、「問い詰めたり、無理に理由を話させようとして圧力をかけないでください。まずは子どもが好きなことや趣味の話題など、気軽な会話から始めて、自発的に心を開いて話せる環境を整えましょう」とアドバイスしています。
状態が長引く場合は、担任の教師やスクールカウンセラーに相談するか、医療機関を受診することが推奨されます。文部科学省の調査によると、2023年度の小・中学校における不登校児童生徒数は過去最多の34万6,000人を超えており、その背景にはこうした「6月病」も影響していると考えられています。
子どものメンタルヘルスケアは、学校だけでなく家庭での手厚い見守りも不可欠です。子どもたちが発する静かなSOSを見逃さず、常に寄り添い耳を傾けることが求められています。