
結婚を控えたカップルにとって、お互いの生殖健康状態を把握し、将来の妊娠や出産に影響を与える可能性のあるリスクを早期に発見することは非常に重要です。日本では、さまざまな医療機関で質の高いブライダルチェック(挙児希望健康診査)が提供されています。
今回は、受診できる医療機関の特徴、費用と保険の適用、そして自治体の助成金制度について詳しく解説します。
日本でブライダルチェックを受ける場合、主に以下の3つの選択肢があります。
多くの総合病院や産婦人科専門病院では、男女双方を対象としたブライダルチェックを提供しています。
地域の産婦人科クリニックでも広く実施されており、利用者のニーズに合わせて柔軟に対応してくれます。
一部の自治体の保健所では、以下のような基本検査を無料または低額で提供しています。
💡 インターネットでの検索方法
Googleなどで検索する際は、以下のキーワードを組み合わせるとスムーズです。
ブライダルチェック、婦人科健診、不妊スクリーニング+[お住まいの地域名]
ブライダルチェックは、自覚症状がない段階で健康状態を確認するための「スクリーニング(健康診断)」に該当するため、原則として公的医療保険は適用されず、全額自己負担(自由診療)となります。
ただし、検査の結果、何らかの疾患が見つかり治療が必要と判断された場合、その後の治療や追加検査には医療保険が適用されることがあります。また、自治体によってはブライダルチェックや不妊検査に対する独自の費用助成制度を設けている場合があるため、事前にお住まいの市区町村の窓口(役所)で確認することをおすすめします。
当院(一例)では、ご予算やご希望に合わせて以下のパッケージをご用意しております。
プラン | 費用(税込) | 主な検査項目 |
コース ① | 17,000円 | 超音波(子宮・卵巣)、子宮頸がん、クラミジア、淋菌、貧血、糖尿病、肝機能、腎機能、脂質(コレステロール・中性脂肪)、甲状腺機能、風疹抗体、梅毒 |
コース ② | 16,000円 | 超音波(子宮・卵巣)、子宮頸がん、クラミジア、淋菌、貧血、糖尿病、甲状腺機能、梅毒 |
コース ③ | 15,000円 | 超音波(子宮・卵巣)、クラミジア、淋菌、貧血、糖尿病、甲状腺機能、風疹抗体、梅毒 |
コース ④ | 14,000円 | 超音波(子宮・卵巣)、クラミジア、淋菌、貧血、糖尿病、甲状腺機能、梅毒 |
コース ⑤ | 13,000円 | 超音波(子宮・卵巣)、子宮頸がん、貧血、糖尿病、甲状腺機能、風疹抗体、梅毒 |
コース ⑥ | 11,000円 | 超音波(子宮・卵巣)、クラミジア、貧血、風疹抗体、梅毒 |
コース ⑦ | 11,000円 | 甲状腺機能、風疹抗体、麻疹抗体、トキソプラズマ、サイトメガロウイルス、HTLV-1 |
必要に応じて、以下の項目を個別に追加することができます。
日本の多くの自治体では、将来の妊娠に向けた準備を支援するため、不妊治療前に行う検査費用の一部を助成しています。ここでは大阪市の制度を例にご紹介します。
※助成内容、要件、金額は自治体(都道府県・市区町村)によって異なります。必ずお住まいの地域の最新情報をご確認ください。
不妊治療を本格的に開始する前の段階で、夫婦が共に受ける不妊検査の費用を一部助成することで、経済的負担を軽減します。これにより、不妊の原因を早期に特定し、適切な治療へスムーズに移行できるよう支援することを目的としています。
助成を受けるためには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
※保険適用・保険適用外(自費)のどちらの検査も対象となります。
⚠️ 注意事項:
ブライダルチェックを安心して受けるためには、クリニック選びが重要です。
ブライダルチェックは身体的な検査ですが、将来への不安や結果への恐れなど、精神的なプレッシャー(ストレス)を伴うことがあります。
お互いの気持ちを分かち合い、パートナーと共にリラックスして臨むことが、体調の安定と正確な検査結果にもつながります。
次回、パート2では「妊娠、マタニティスケジュール、時期に応じた妊婦健診での質問リスト」について、HICOと共に詳しくお届けします。どうぞお楽しみに!