2026年6月9日、琉球大学病院は大学の公式プレスリリースおよび主要メディアを通じ、同院が「脳死肝移植」の実施施設として正式に認定されたことを発表しました。沖縄県内の病院でこの認定を受けたのは同院が初めてであり、本土から離れた離島県である沖縄の移植医療における歴史的な大前進となります。
肝移植とは? 2つの方法とその違い
肝移植とは、機能が著しく低下した肝臓を、提供者(ドナー)からの健康な肝臓と入れ替える治療法です。現在、主に以下の2つの形式があります。
- 生体肝移植(せいたいかんいしょく)
- 親族や血縁関係のある健康な人から、肝臓の一部を提供してもらう方法。
- ドナー(提供者)も開腹手術を受ける必要があります。
- 肝臓には再生能力があるものの、健康なドナーに手術のリスクを負わせることになります。
- 脳死肝移植(のうしかんいしょく)
- 脳死と判定され、かつ臓器提供の意思がある(または家族の同意がある)ドナーから肝臓の提供を受ける方法。
- 親族が健康上のリスクを負って肝臓を提供する必要がありません。
- 倫理的観点およびドナーの安全性の面から、より理想的な移植形式とされています。