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前回、日本では、小学校から高校まで、食と健康に関する学びがあると話しました。
しかし、これまでのメタボ指導の経験から、適切なタイミングにも食事と健康に関する学びが
必要であると感じたため、体験を通じて学べる「実践食事学」を創ったことを紹介しました。
次回から、具体的な食事の選び方や食べ方の工夫についてお話ししていきますが、今回は、食体験をする前のポイントについて整理します。
食事内容は、健康に及ぼす影響が強いため、意識して食事をすることが大切であることをVol.1で伝えました。
食事内容は、食事の選び方と食べ方で決まりますが、おいしい!と健康と両立させるために、生物学的な特徴を含めた身体の状態を把握する必要があります。
つまり、健康の維持増進を目指すなら、加齢に伴う機能低下を踏まえ、身体の状態に合わせた食事内容にする必要があります。
これは、30歳くらいまでの若年層は、生物学的に身体の状態を元に戻す力が強いため、食事内容を意識しなくても身体への負担は限定的ですが、40歳くらいを過ぎた中高年層では、身体の状態に合わない食事内容を続けると負担が重くなり、健康を損なうことにつながる、ということです。
わたしたちは確実に加齢していく生物なので、まずは、いまの自身の身体の状態に合わせて、意識して食事を摂取する必要があります。日本にある美味しい食事を長く楽しみ、健
康と両立させるためにも、若年層から食事の選び方と食べ方を覚えておくとよいでしょう。
現在健康な人は、健康を損なうリスクを減らすために食事内容は偏らないようにすることがポイントです。
一方、既に過体重を含め、食事による課題がある人は、課題解決のための取り組みをすべきです。
知っていても、知らなくても、身体は同じ反応をするため、確実に影響が出てしまうことになるからです。
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執筆:國井 大輔
十文字学園女子大学 特任教授
管理栄養士・上級心理カウンセラー
元厚生労働省 健康局 生活習慣病対策室 栄養指導係長