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日本の医療機関を受診する際、多くの方が「健康保険証」を提示します。これは、「健康保険制度」に基づき、国民の医療費負担を軽減するための公的な仕組みです。日本では、国籍を問わず住民登録をしているすべての人に、いずれかの公的医療保険への加入が義務付けられています(国民皆保険制度)。
しかし、在日ベトナム人の方の中には、未加入であったり制度を十分に理解していなかったりするケースも見受けられます。特に、会社員とフリーランスでは加入する保険の種類が異なり、保険料の計算方法や手続きも変わってきます。
本記事では、日本の健康保険制度の基礎知識と、雇用形態による違いについて詳しく解説します。
日本の医療保険制度は、主に以下の2種類に分けられます。
企業や団体に雇用されている人が加入する制度です。
会社に所属していない人が、地方自治体を通じて加入する制度です。技能実習生としての期間を満了した方、飲食店などの個人経営者、退職された方などが対象です。
健康保険に加入していない場合、医療費は全額自己負担(10割負担)となります。
【負担額の比較例】
- 風邪での受診と薬代(計10,000円の場合):
- 保険あり:約3,000円
- 保険なし:10,000円
- 入院・手術(計300,000円の場合):
- 保険あり:約90,000円(さらに高額療養費制度が適用されればさらに軽減されます)
- 保険なし:300,000円
万が一の事態に備え、保険への加入は非常に重要です。
日本に住むすべての人は、社会保険または国民健康保険のいずれかに加入する義務があります。会社員は会社を通じて、それ以外の方は自治体を通じて加入します。 健康保険に加入することで医療費の負担が大幅に軽減され、急な病気や入院の際にも安心して治療を受けることができます。
健康保険の加入手続きや制度について不安がある方は、医療通訳・相談サービス「HICO」をご活用ください。ベトナム語による医療通訳や制度のアドバイス、病院の予約サポートなどを提供しています。
執筆者: 外資系金融機関勤務・ファイナンシャルプランナー、行政書士試験合格者(日本育ちのベトナム人) 保険や行政手続きの知識を、在日ベトナム人の皆様へ分かりやすく発信しています。