.png&w=3840&q=75)
「日本で暮らすベトナム人パパの本音:自分の家の中で、妻を孤独にさせないでほしい」
日本に住み、働いて24年。タイさんは安定した仕事と生活を築き上げました。しかし、その充実した暮らしの裏側には、身近に親族がいない異国の地で、父として、夫として子育てに奮闘してきた静かな努力がありました。
今回のインタビューでは、タイさんに生活の現実を語っていただきました。リアルなプレッシャーや「帰国か残留か」の葛藤、そして何より、20年以上もの間、家庭を笑顔で満たし続けてきた「相互理解」の哲学について伺います。
こんにちは、タイと申します。日本に来て24年になり、現在は関東地方に住んでいます。長年の努力の末、現在は安定した仕事、住居、そして移動手段を確保しています。経済的にも自立し、誰にも頼ることなく妻と子供に不自由のない暮らしをさせることができています。
一番の難しさは、「仕事」と「家庭の責任」のバランス(ワークライフバランス)を自分たちだけで取らなければならないことです。一家の大黒柱ではありますが、常に「仕事を早く切り上げて、家で妻の家事を手伝う」ことを意識しています。妻が仕事とワンオペ育児の両立でストレスを抱え込んでしまわないようにしたいのです。
私は正社員なので時間の融通が利きにくい面があり、学校から連絡があった際は、妻が優先的に早退して迎えに行き、看病してくれています。 正直に言って、こうした場面では妻の負担の方が私よりずっと大きいです。それを理解しているからこそ、私は他の家事や育児を積極的に分担し、少しでも妻の負担を減らすことを最優先に考えています。
たまに疲れを感じることもありますが、実は私は子供の世話が大好きで、それを楽しんでいるので、それほど大きなプレッシャーには感じていません。もちろん、祖父母がそばにいれば負担はもっと軽くなるでしょう。しかし今の環境では、子供と一緒に過ごす喜びこそが、すべてを乗り越える原動力になっています。
社会的なプレッシャーはそれほどありません。主には「どう教えるのが子供にとってベストか」という小さな意見の相違くらいです。そんな時は、夫婦でじっくり話し合います。私の考え方は、常に最も合理的で、何より「子供に過度なプレッシャーを与えない方法」を選ぶことです。
現時点では「いいえ」です。日本とベトナムでは環境も競争の激しさも全く違います。環境の急激な変化で子供が学力ショックを受けないよう、少なくとも高校卒業までは日本で過ごさせてあげたいと思っています。 どこにいても働いて生計を立てることに変わりはありません。仕事が安定している今、子供の将来のためにここに残る道を選んでいます。子供たちが成長して、彼ら自身が帰りたいと言い出した時に、改めて考えようと思います。
私の経験は「分かち合い(シェア)」という二文字に尽きます。夫婦二人きりなら、精神面でも物質面でも支え合ってください。 日本にいるベトナム人女性は、妻、母、そして社員という「三足のわらじ」を履いており、本当に大変な思いをしています。男性の皆さんは、ぜひ奥様を理解し、一緒に問題を解決してあげてください。
そして最後に、子供の声にも耳を傾けてください。「大人が常に正しいわけではなく、子供が常に間違っているわけでもありません。時には子供が、私たちの知らないことを教えてくれることもあります」。耳を傾けることで、より良い生活が送れるはずです。
「家庭ごとに教育方針は違いますが、子供を想う気持ちは皆同じです。理解するために、まずは耳を傾けましょう。」
インタビュー動画はこちらからご覧いただけます: https://youtu.be/B5c6ARxEDBA?si=TkiRl_DZI022F2Pi
タイさん、非常にリアルで心のこもったお話をありがとうございました。タイさんの物語が、日本で家庭を築くベトナム人家族の皆さんの勇気となることを願っています。
インタビュアー: ド・ホン・ハイン(2025年11月30日)