.png&w=3840&q=75)
フリーランス通訳から創設者へ:日本での19年間に渡る挑戦の物語
日本での生活を築き上げて19年。外商大学(ベトナム)の卒業生であるブイ・ティ・レ・ズン氏は、フリーランスの通訳者から、WAPのベトナム人患者支援部門の創設者、著者、講師、そして医療支援アプリ「HICO」の立案者へと歩みを進めてきました。
その道のりは、シンプルかつ純粋な選択から始まりましたが、時を経て、在日ベトナム人コミュニティを支える包括的な医療エコシステムを創り出す大きな原動力となりました。
今回のインタビューでは、ズン氏の「忍耐、慈愛、そしてすべての努力には意味があるという信念」に満ちた物語を伺います。
みなさん、こんにちは。ブイ・ティ・レ・ズンと申します。40代で、外商大学を卒業後、19年前に来日しました。現在は夫と子供たちと共に日本で暮らしています。
最初はとてもシンプルな理由でした。姉が日本で博士課程を専攻しており、私自身も大学で日本語を学んでいたため、姉の近くで勉強を続けたいと思い来日を決めました。
修士課程を終えて結婚した後、数年だけ滞在する予定でしたが、日本の生活は非常に穏やかで安定しており、その平穏な環境がとても気に入りました。ここは長く働き、子供を育てていくのに最適な場所だと感じ、今に至るまで日本で暮らすことを選択しました。
WAPに入る前は、フリーランスのプロ通訳者として活動していました。 2017年頃、医療分野の奥深さと意義に気づき、医療通訳に完全に専念することを決意しました。
仕事を通じて、日本での受診や治療を希望するベトナム人のニーズが非常に大きいことを実感しました。 それがきっかけとなり、ベトナム人の方々が日本で安心して受診・治療を受けられるよう、サポート部門を立ち上げたいという強い思いが芽生えました。
「医療コーディネーター」として、以下のような業務を行っています。
この仕事には大きな意味があります。ここでなら、自分がやりたかったことをすべて実現できるからです。 例えば、私は教えることが大好きですが、現在は医療通訳講座の講師を務めています。自分の知識を多くの人と共有したいと考えています。 また、コロナ禍には『日本語とベトナム語で覚える医療用単語集』を出版し、自分の知識と経験をコミュニティに届けました。将来はさらに多くの本を書き、より多くの人に情報や知識を伝えていきたいです。
HICOは、日本語が苦手な方や通訳を雇う余裕がない方のための、包括的な医療プラットフォームです。アプリには以下の内容が含まれています。
医療の現場は、常に楽しいことばかりではありません。しかし、病気が治った後の患者様の笑顔や、私たちのサポートによって安心した表情を見られた時、この仕事の真の価値を実感します。 それは、今この瞬間だけでなく、私のキャリアを通じてずっと守り続けていきたい大切なものです。
「今やっていることに、何一つ無駄なことはありません。それは必ず、あなたの未来において何らかの意味を持つはずです。」
WAPがベトナム人だけでなく、日本での治療を希望するあらゆる国籍の方々をサポートできる場所になることを願っています。 また、執筆活動を続け、自分が持つ情報や知識をより多くの人に共有していきたいです。
日本語、仕事探し、ビザなど、皆さんが直面している困難はよく分かります。 しかし、どんなに困難であっても、強い意志を持っていれば必ず乗り越えられます。それが私の19年間を支えてきた指針です。 私も最初は皆さんと同じように苦労の連続でした。少しずつ成果を出すために、諦めずに一歩一歩進んできました。
「時間はすべてに答えてくれます。努力さえすれば、必ず道は開けます。」
インタビュー動画はこちらからご覧いただけます:https://x.gd/gpYid
WAP Japan Medical Gate & HICOについて WAP Japan Medical Gateは、東京都に本社を置く株式会社Wapによる国際医療サービスです。ベトナム人患者様の日本での受診・治療(コンサルティング、病院連携、ビザ、通訳、プロセス全体のコーディネート)を専門にサポートしています。 HICOは、株式会社Wapが開発した医療アプリで、在日ベトナム人のために医療辞書、薬の情報、症状別受診ガイド、コミュニケーション支援ツールを提供しています。
感謝のメッセージ ブイ・ティ・レ・ズン氏、心温まる情熱的なお話をありがとうございました。 ズン氏の歩みは、日々の努力の積み重ねが必ずチャンスと成果に繋がることを証明しています。 日本で学び、働き、暮らす皆さんの未来が、信念と忍耐によって輝かしいものとなるよう応援しています。
インタビュアー: ド・ホン・ハイン(2026年11月11日)